爪に根本から爪の先端に向けてすっと入った黒い線。
これはなんでしょう?

爪にできるほくろ、かもしれません。
この「爪にできるほくろ」には、爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)という良性のものと、
メラノーマという悪性のものがあります。
爪甲色素線条は、爪の付け根にある爪をつくる工場(爪母)に、色素を作る細胞(メラノサイト)が混入したため、生産される爪が黒く変化するもので、黒色の縦線が入った爪になります。
一方、メラノーマ(悪性黒色腫)はメラノサイトという細胞が癌化して発生する悪性腫瘍です。
人種差があり、白人では頻度の高い疾患ですが、日本人は10万人あたり1~2人とされ希少がんとして扱われています。
このメラノーマと爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)の見分け方は、ざっくりと下記の点です。

(時事メディカルさんより転載させていただきました)
爪が黒くなったら必ず早めに皮膚科専門医を受診してください。
爪に黒い縦線がある場合は、1週間に1回、セルフチェックを欠かさないことも大切です。
そうした日本人のメラノーマのうち、4割は、手足爪に出現するそうです。
私たちネイリストはお客様の手足爪を施術で拝見するお仕事。
こういった視点ももちながら、施術に臨みたいと考えています。
コメント