爪の表面の凸凹でこぼこの原因は…

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手の爪の表面にでこぼこが発生して…というお客様からのご相談をいただきました。

(参考画像)

拝見すると、確かに爪の真ん中から先端に向かって、波のように横に凹凸ができています。
(そのお客様の場合、親指でした)

左右均等ではなく、右の方が凹凸が多く、目立っています。

そこで、爪表面に凸凹ができる原因を調べてみました。

<<爪の表面の凸凹の原因となる事柄>>

・指の乾燥
爪は爪の下の皮膚から水分が補給されることにより潤いを保っています。
指先が乾燥していると、爪も乾燥し、もろくなったり、割れたり、表面がでこぼこする変化が生じることがあります。

・日常生活での癖
爪の根元部分(爪を作っている所です)が圧迫でダメージを受けていると、でこぼこな爪が生えてくることがあります。
足の場合は、靴や運動(登山で下りによくあります)で足の爪の付け根が圧迫されて、凸凹ができてしまう事があります。
また、洗剤などの化学薬品による刺激で爪がもろくなり、凹凸ができてしまう場合があります。

・外傷
爪の根元(爪を作っている所です)に外傷や皮膚疾患があると、生えてくる爪に凸凹が発生する場合があります。

・グロムス腫瘍
爪の下に出来る良性の腫瘍です。爪の下に腫瘍があると、爪が波打ったり、割れたりすることがあります。
腫瘍が自然に小さくなったりしますが、なくなることはありません。
腫瘍があると思われる部分をピンやペン先で圧迫すると、痛みが再現されます。
放置すると、骨や爪の変形、指のやせ(萎縮)につながることがあります。
グロムス腫瘍は自然になくなることがないため、手術で摘出する以外に治療法はありません。

・爪白癬
白癬菌という真菌(カビの一種)に感染する事で起きる症状です。
分かりやすく言えば、爪に生じる水虫です。
爪が白く濁ったり、爪が分厚くなったりして、進行すると爪がボロボロになることもあります。

・乾癬
乾癬(かんせん)は、1つまたは複数の盛り上がった赤い斑が生じる、再発を繰り返す慢性の病気で、それらの斑は銀白色の鱗屑(うろこ状のくず)を伴い、正常な皮膚との境界ははっきりしています。
感染症ではなく、人にうつることはありません。
爪の表面に発症すると、爪の表面に点状にへこむなど変形から始まることが多く、その後に爪が白く濁ったり、脆くなったりもします。
爪とともに爪の周りの皮膚に発症することもあり、その場合には爪の周りの皮膚の表面にカサカサとした赤い皮疹があらわれます。

・貧血
貧血症状のひとつとして爪がでこぼこになることもあります。


まずはひとつひとつ潰していき原因が分れば、と思います。
そのうち、乾燥対策(保湿)については、手っ取り早く試せる方法かと思います。
まずは保湿を実行して、変化がなければほかの原因を探る、、、という方法で進めるのが良策ですね。

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